ギリギリ変なおばさんにならないように(8月3日晴れ)

通勤列車で目の前の女の子がふらりと倒れこむ。白くて細い彼女の体は汗でびっしょり濡れている。一緒に下車して、ベンチに誘導しようと思ったらまさかベンチが撤去されていた。ごめんねごめんねと何度も謝りながら、彼女はもうほとんど立っていられず、困って周りの人に助けを求めた。駅員さんが来てくれて救護室へ。私は会社へ。

 

 

私もパニック障害がひどかった頃、何度もこんなふうに駅で倒れこんだりした。そして、見知らぬ中年女性に水を買ってもらったり、駅員さんを呼んでもらったりした。私がしてもらったことを、お礼のかわりにしなければ、と思うも、それが本当に本人に役立っているのかといつも迷う。私はありがたかったけれど、人によっては迷惑だったりするかもしれない。

そのへんの具合・加減を見誤らないようにしたい。

ふと他の人はどうだろうとツイッター検索してみたら、「今朝、〇〇駅で倒れた時に助けてくれた女の人にお礼をいいたい(私の身体的特徴等)」というツイートを見つけて、ああよかった迷惑でなかった、と一安心。万が一勘違いだったら恥ずかしいのでリプライはしないでおいた。

 

パニック障害も貧血も、水がほしいわけではない。救護室に行きたいわけでもない。でも、「つらいよね、わかるよ」と差し出してもらった水が、あとあとしっかり栄養になることがある。たぶん。